植樹活動:外国人児童らが参加--美濃加茂 /岐阜

11月8日13時0分配信 毎日新聞

 美濃加茂市蜂屋台に建設中の市学校給食センター敷地内で7日、ブラジル人児童93人が植樹活動をした。昨年6月、毎日新聞社が実施した「My Mai Tree(マイマイツリー)」モデル事業の植樹祭が行われた場所。“命の森づくり”は、また1歩進んだ。
 植樹したのは、まだ日本語が話せず市内のエスペランサ教室とイサキニュートンカレッジに通う子どもたち。県と市の職員、ボランティアとして参加した「森と林の会」(渡辺寿一会長)のメンバーらが一人一人に植樹の方法を教えた。子どもたちはカシ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、シラカシなど地元に生息する樹木の苗木計165本を丁寧に植えていった。
 根元には雑草防止と肥料を兼ねた稲ワラが敷かれ、苗木に手書きの木札が取り付けられた。子どもたちは今後も“マイツリー”として見守っていく。
 昨年の植樹祭では、市民ら約1300人が約7000本の苗木を植えた。宮脇昭・横浜国立大名誉教授が「自然淘汰(とうた)で、強い樹木が残っていく。必要以上に手を加えない」と指導した50センチほどの木々はスクスク育ち、1メートルを超す高さに成長している。【小林哲夫】

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