テッセン やっと開花…奈良・室生

奈良県宇陀市室生区滝谷の「花の郷 滝谷花しょうぶ園」で、テッセンが咲き始めた。春先からの低温続きで開花は10日ほど遅いが、来園者らは、その影響で咲き残ったパンジーやシバザクラ、ヒラドツツジなどとの競演を楽しんでいる。

 園内のテッセンは約150種、3000株。例年は今月中旬に見頃となるが、今年は白い「モンタナ系」や薄紫の「HFヤング」など、早咲き品種がやっと五分咲き。同園によると、6月中旬頃まで楽しめそう。同園の日下志拓也常務は「低温で害虫の発生や雑草の伸びが遅くて助かるが、ハナショウブの開花が遅れるのが心配」と天候不順に気をもんでいる。

(2010年5月19日 読売新聞)

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