雑草防止対策舗装 庭園よみがえり市民ら風情楽しむ 守山・大庄屋諏訪家屋敷を公開

11月8日22時39分配信 京都新聞

 滋賀県守山市の市指定文化財の「大庄屋(おおじょうや)諏訪家屋敷」(同市赤野井町)の特別公開が8日から始まった。市内の樹木せん定ボランティアグループにより江戸時代の庭園などが整備され、訪れた市民が落ち着いた屋敷の風情を楽しんでいた。
 屋敷は江戸時代後期の建築で、庭園は小堀遠州作と伝えられている。雑草などが伸びていたが、レイカディア大の卒業生によるボランティアグループ「レイカディア大学28(にわ)園芸小菊同好会」が、2年前に同市教委から手入れの依頼を受けた。
 毎月1回、庭の手入れを続けてきた結果、石や樹木が美しく配置された庭の姿がよみがえり、小舟の発着場所とみられる池なども見つかった。同好会代表の田中久夫さん(65)=守山市播磨田町=は「樹木の手入れは大変だったが、とても素晴らしい庭ということが分かってよかった」と話している。
 小菊の盆栽約80点も展示している。公開は10日まで。無料。

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