11月22日8時7分配信 産経新聞
和歌山石油精製社員らが奉仕活動和歌山石油精製(海南市藤白)グループ社員やOBら約160人が同市阪井の県立自然公園で亀池遊園内を清掃したり、昨年設置したチューリップ花壇に球根約4500個を新たに植え替えるなど約2時間、奉仕活動に取り組んだ。
同社が取り組む社会貢献活動の一環で、これまでもJR海南駅前や温山荘園などの清掃奉仕を行っており、6回目。社員らは公園内の遊歩道などで落ち葉を拾ったり、雑草を刈り取ったりした。
11月22日8時7分配信 産経新聞
和歌山石油精製社員らが奉仕活動和歌山石油精製(海南市藤白)グループ社員やOBら約160人が同市阪井の県立自然公園で亀池遊園内を清掃したり、昨年設置したチューリップ花壇に球根約4500個を新たに植え替えるなど約2時間、奉仕活動に取り組んだ。
同社が取り組む社会貢献活動の一環で、これまでもJR海南駅前や温山荘園などの清掃奉仕を行っており、6回目。社員らは公園内の遊歩道などで落ち葉を拾ったり、雑草を刈り取ったりした。
11月16日12時1分配信 毎日新聞
◇カワラノギク守り18年 希少植物の復元に尽力--川又猛さん(82)
相模川の花咲かじいさん――。敬いと親しみを込めて、いつしかこう呼ばれるようになった。環境省レッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定のカワラノギク。相模川中流域でわずかに残る希少植物の保全に、後半生の限りを注ぎ込んだ。
栃木県茂木町の那珂川近くで生まれ育った。64年から海老名市に住み、那珂川と似た流れの相模川にひかれた。県植物誌調査会委員を務めていた90年春、顧問の故内田藤吉さんと2人でカワラノギクの分布調査を始めた。
当時は文献もなく、1枚の写真を手掛かりに、ルーペを手に河原で苗を探し歩いた。91年11月、厚木市猿ケ島で薄紫色の花を咲かせた35茎を見つけた。相模川では旧城山町から座間、海老名市にかけて数カ所、愛川町の中津川でも自生を確認した。どこも繁殖が危ぶまれた。「私が守ってあげる」と誓った。
丸石だらけのゴータ河原、砂地や砂れき地とさまざまな形質に種をまき、栽培試験を繰り返した。繁殖適地は地下水位の高い丸石河原と分かった。春から秋に毎日、草取りがてらに生育状況を観察。カワラノギクを雑草と思って引き抜いた釣り人を注意して殴られたこともあった。
97年にたった一人で「カワラノギクを守る会」を発足させた。県内広域水道企業団の取水堰(ぜき)・相模大堰の河原に畑を設け、栽培方法にめどをつけた。周辺の小中学校に保護活動を呼び掛け、5校が協力して栽培に取り組んだ。
厚木市立相川中の生徒たちは、薄紫色の花が咲き誇る花畑を作りあげた。唯一の自生地、相模原市城山町小倉の河川敷で01年から栽培を始めた市立湘南小の子供たちは、洪水で多くの苗が流失しても自ら種を取って育てる活動を続けている。
夏の暑い盛り、子供たちと一緒に草むしりをする。子供たちにとってカワラノギクは古里の誇り。昔ながらの自然豊かな河原植生を取り戻す子供たちに「ありがとう」と目頭を押さえる。献身的な努力で復元の輪が大きく広がった。【高橋和夫、写真も】
11月16日11時42分配信 中日新聞
【岐阜県】今年も富有柿のシーズンがやってきた。と感じるのは、本巣市や瑞穂市などを担当する記者は、たびたび柿の取材をするからだ。気候も似ているはずのそれ以外の周辺市町では、栽培がそこまで盛んではなさそう。さくさくとした甘い実をかじりながら「一極集中」のヒミツを探った。 (横山大輔)
富有柿は甘柿の代表品種として知られ、大ぶりな実と赤みが特徴。県内は、生産量では福岡、奈良両県と並ぶ一大産地。うち8割程度が本巣、瑞穂両市を流れる根尾川の周辺や岐阜市の北西部に集まっている。
「富有柿の発祥は瑞穂市居倉(いくら)です」。本巣市の栽培指導施設富有柿センターの地域営農マネジャー後藤弘さんは説明する。居倉で育てられていた甘柿「御所柿」から明治時代に、地元の文化人福嶌才治が大ぶりな実がなる枝を見つけ、品評会などを通じて評判になった。品種の起こりは「突然変異」。いまも居倉に原木由来とされる木が育っている。
才治は1898(明治31)年、中国の古典「礼記」の素質に優れたものは自然に天下に広まるとうたった一節から「富有」の文字を選び、名付けたという。「今では韓国やニュージーランドでも栽培されています」と後藤さん。才治の願い通り、「柿の中の柿」に育った。
甘柿ゆえのデリケートさもある。春から秋にかけての平均気温が低いと渋みが入る。本巣市でも、北部山間地の根尾地区では甘柿にならないそうだ。
富有柿の中でも、同市糸貫地区から出荷される「糸貫の柿」は一時、全国を席巻したブランド。JAぎふ本巣北部センターの井奈波正彦さんは「根尾川で運ばれた土質、そして水がいい」と話す。後藤さんも「水はけが良く肥えた土は柿に向いている」。突然変異を生んだ一帯が、そのまま栽培にも適していたわけだ。
糸貫地区では、ブランド力を守ろうと手間を掛ける。つぼみの時期から1本の枝に多くの実をつけないように管理し、大きな実を育てる。草で覆われ、ふかふかとしている柿畑の地面も工夫の1つ。
素人からすれば「雑草が生えていると作業もしにくいし、栄養もとられちゃうんじゃないの」と思うが、「雑草が倒れて肥料になる。そして地中の虫が育ち、土を耕してくれる」。生産農家の加藤泰一さんは説明する。
木々の間隔を広くして、日当たりや風通しまで注意を払うという徹底ぶりが、糸貫だけでなく周辺にも広がっている。
なるほど、自然の恵みをたっぷりと含んだ県内の富有柿。柿は古来、健康にもいいと知られるが、難病に効果がある物質も含まれているとの研究も進められているという。でも、食べ過ぎには気を付けなくっちゃ。
11月14日12時1分配信 毎日新聞
藤岡町の渡良瀬遊水地では、白銀の穂をつけたチガヤが土手の一角に広がっている。晩秋の穏やかな日差しの下、犬の散歩やウオーキングに訪れた住民らの目を楽しませている。
同遊水地湿地資料館によると、チガヤはイネ科の植物で高さ約50~60センチ。土手などの乾燥地帯に生息し、本来4~6月に穂を付ける。しかし、同遊水地では秋に周辺の雑草を刈り取るため、毎年この時期になると成長したチガヤが遊水地の土手に再び登場するという。
またヨシとオギも伸び盛りで、ススキのような白い穂をつけたオギが晩秋の遊水地を彩っている。【中村藍】
11月13日11時59分配信 京都新聞
真宗大谷派は、環境問題への取り組みを紹介するパネル展「環境問題とは 真宗門徒の視点」を、本山・東本願寺(京都下京区)の参拝接待所ギャラリーで12月1日まで開いている。
報恩講の関連行事として開催。パネル22点を使い、御影堂の修復工事で太陽光パネルや雨水貯留タンクを設置したり、古い瓦の再資源化などの事業を伝えている。
庭園「渉成(しょうせい)園」で催した環境イベントに参加した子どもが集めた、落ち葉や石を用いた手作りの箱庭も展示した。節電などを呼び掛けるシールも無料で配布している。
11月9日17時30分配信 レスポンス
東京臨海都心にあるメガウェブのトヨタユニバーサルデザイン ショウケース(以下UDS)では、 “Earthly Life – 地球にも自分にもいいライフスタイル探そう -”をテーマに、11月19日から12月25日まで、「葉っぱで飾る X’mas デコボコカードづくり」を開催する。
今回の企画には、「人にやさしいユニバーサルデザイン(UD)」と「地球にやさしいエコロジー(Eco)」の両方を兼ねそなえた“持続可能で快適な社会”を目指すため、今私たちに何ができるのかを考えるきっかけにして欲しいとの思いが込められている。
「X’masデコボコカードづくり」は、UDの道具を使って自分だけのオリジナルX’masカードを作る 工作教室で、牛乳パック再生ハガキに落ち葉や小枝などを貼り付けて、自然素材のデコボコ感や自然の 香りを味わえる。その他、木の枝や松ぼっくりでX’masオーナメントやトナカイを作る「キッズエコクラブ クラフト教室」も同時に開催する。作ったカードやオーナメントはUDS館内のX’masツリーに飾ることもできる。
葉っぱで飾る X’mas デコボコカードづくり
■開催:11月19日 – 12月25日
■場所:MEGA WEB トヨタ ユニバーサルデザイン ショウケース
■協力:NPO法人 富士山自然学校
■参加料:無料
葉っぱで飾るX’masデコボコカードづくり
11月22日、24日、29日、30日、12月7日、14日、20 – 24日
13時00分 – 18時00分(13時00分 – 15時30分は休み)
※所要時間は約20分
キッズエコクラブクラフト教室
11月23日、12月6日、13日
13時00分 – 18時00分(13時00分 – 15時30分は休み)
※所要時間は約1時間
《レスポンス 宮崎壮人》
11月8日22時39分配信 京都新聞
滋賀県守山市の市指定文化財の「大庄屋(おおじょうや)諏訪家屋敷」(同市赤野井町)の特別公開が8日から始まった。市内の樹木せん定ボランティアグループにより江戸時代の庭園などが整備され、訪れた市民が落ち着いた屋敷の風情を楽しんでいた。
屋敷は江戸時代後期の建築で、庭園は小堀遠州作と伝えられている。雑草などが伸びていたが、レイカディア大の卒業生によるボランティアグループ「レイカディア大学28(にわ)園芸小菊同好会」が、2年前に同市教委から手入れの依頼を受けた。
毎月1回、庭の手入れを続けてきた結果、石や樹木が美しく配置された庭の姿がよみがえり、小舟の発着場所とみられる池なども見つかった。同好会代表の田中久夫さん(65)=守山市播磨田町=は「樹木の手入れは大変だったが、とても素晴らしい庭ということが分かってよかった」と話している。
小菊の盆栽約80点も展示している。公開は10日まで。無料。
11月8日13時0分配信 毎日新聞
美濃加茂市蜂屋台に建設中の市学校給食センター敷地内で7日、ブラジル人児童93人が植樹活動をした。昨年6月、毎日新聞社が実施した「My Mai Tree(マイマイツリー)」モデル事業の植樹祭が行われた場所。“命の森づくり”は、また1歩進んだ。
植樹したのは、まだ日本語が話せず市内のエスペランサ教室とイサキニュートンカレッジに通う子どもたち。県と市の職員、ボランティアとして参加した「森と林の会」(渡辺寿一会長)のメンバーらが一人一人に植樹の方法を教えた。子どもたちはカシ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、シラカシなど地元に生息する樹木の苗木計165本を丁寧に植えていった。
根元には雑草防止と肥料を兼ねた稲ワラが敷かれ、苗木に手書きの木札が取り付けられた。子どもたちは今後も“マイツリー”として見守っていく。
昨年の植樹祭では、市民ら約1300人が約7000本の苗木を植えた。宮脇昭・横浜国立大名誉教授が「自然淘汰(とうた)で、強い樹木が残っていく。必要以上に手を加えない」と指導した50センチほどの木々はスクスク育ち、1メートルを超す高さに成長している。【小林哲夫】
11月8日11時39分配信 京都新聞
幕末の志士、坂本龍馬と中岡慎太郎をしのぶ京都霊山護国神社(京都市東山区)の「龍馬祭」で今年、学生が踊りを披露するイベント「龍馬よさこい」がスタートする。「現代の若者の力を、天の龍馬たちに伝えたい」と企画。15日には学生たちが高知生まれのよさこいに乗せ、若いパワーを発信する。
同神社は2人の墓所で、毎年龍馬の命日の15日に合わせ、墓前祭が行われている。
昨年末、氏子らから「龍馬たちが望んでいた豊かな時代を担う若者の姿、力を2人に見せたい」と話が持ち上がった。
佛教大(北区)のよさこいサークル「紫踊屋(しようや)」が中心となって呼び掛け、京阪神の大学から計16チームの参加が実現。当日は同神社境内を会場に、2人の墓に向けて計約300人が舞い踊る。企画運営に当たる「紫踊屋」の白原真弘さん(21)は「幕末の志士に負けないぐらいのエネルギーを見せたい」と意気込む。
来年は、龍馬が作ったとされる替え歌を元にしたよさこいで舞ったり、2人の像がある円山公園(東山区)まで練り歩く企画も検討されている。
同神社の木村隆比古宮司(43)は「龍馬は若い人にも慕われた。若者の力を通じて、今の時代を感じてほしい」としている。
龍馬よさこいは15日午前11時-午後3時半。引き続き、墓前祭などが行われる。落命時の状況にちなんだ、京都高知県人会によるしゃも鍋の炊き出しなどもある。
11月8日11時19分配信 京都新聞
滋賀県守山市今浜町の地域の墓地で、利用されなくなった墓石の中にミツバチが巣を作り、住民の話題を集めている。わずかな空間を見つけて納骨部に入り込み、ミツバチの特徴である大きな黄色の巣を作っている。
墓の持ち主の今井満州男さん(73)が約1週間前に花を供えに来て発見した。納骨部の入り口をふさぐ石の隅に小さなすき間ができていて、多くのハチが出入りしていた。石をどけると、納骨部の天井に付いてびっしり巣ができていた。
大阪府・伊丹市昆虫館は「墓石の中に巣を作るのは珍しいがミツバチは空間があればどこにでも入る」と話す。この季節は天敵のスズメバチを恐れて、いら立っている可能性があり巣の正面に立ったりするのは避けた方がいいという。今井さんは「一生懸命、巣を作ったのだろう。何とか越冬してくれれば」と見守っている。