11月14日12時1分配信 毎日新聞
藤岡町の渡良瀬遊水地では、白銀の穂をつけたチガヤが土手の一角に広がっている。晩秋の穏やかな日差しの下、犬の散歩やウオーキングに訪れた住民らの目を楽しませている。
同遊水地湿地資料館によると、チガヤはイネ科の植物で高さ約50~60センチ。土手などの乾燥地帯に生息し、本来4~6月に穂を付ける。しかし、同遊水地では秋に周辺の雑草を刈り取るため、毎年この時期になると成長したチガヤが遊水地の土手に再び登場するという。
またヨシとオギも伸び盛りで、ススキのような白い穂をつけたオギが晩秋の遊水地を彩っている。【中村藍】