3月24日13時2分配信 毎日新聞
防府市から「遊び広場」に認定され、固定資産税の免除対象となっている市内の民有地について、元市議の2人が23日、「野ざらし状態で、本来の役割を果たしてない」として市に住民監査請求書を提出した。目的外使用の現況確認と適正な措置を求めている。
2人によると、民有地は、同市江泊の牟礼南小となりの約2500平方メートル。地域住民の健康増進と福祉の向上を目的に、地元所有者の無償提供を受けて牟礼地域自治会連合会が遊び広場として市に申請し、03年12月に認定された。しかし年間を通じて雑草が生い茂り、子どもの利用もほとんどなく、敷地内の駐車スペースを学校行事がある際に父兄が利用する程度という。
元市議の岡田保さんは、毎年1月に申請者が市に提出する報告書について「用途や管理など、すべてが実績の伴わない虚偽の内容」と話した。
〔山口版〕