3月4日10時19分配信 京都新聞
高島市新旭町針江のヨシ群落で3日、ボランティアら約30人が、火を付けて燃やすことでヨシの新芽育成を促す「火入れ」を行った。
市と針江生水(しょうず)の郷(さと)委員会の共催。火入れは雑草種子や病害虫を除去し、新芽育成を助長するのを目的としている。昨年12月に刈った、琵琶湖岸の約2ヘクタールのヨシ群落で行った。この日は、針江区民や環境グループなど11団体が参加。安全を考慮しながら、風上の南側から数カ所ごとにバーナーで火を付けると炎が見る見る間に広がった。待ちかねたアマチュアカメラマンも盛んにシャッターを切っていた。
同地域には、ヨシ群落が約4ヘクタールあり、県内3カ所の保護地区の1つになっている。