3月19日13時3分配信 毎日新聞
県は18日、公募した「残したくない景観」に寄せられた112件のうち8件を公表した。写真を県のホームページでも公開している。
眺めの良さをPRしようと選定してきた「まほろば眺望スポット百選」には、明日香村稲渕の棚田、曽爾高原の眺めなど105件が選ばれた。
荒井正吾知事は「残したくないものを排除して、気持ちよく住みやすくしたい」と話している。【高橋恵子】
県が公表した残したくない景観と理由は次の通り。
近鉄奈良駅周辺(奈良市) 古都奈良の玄関としてのたたずまいになっていない。
JR奈良駅周辺(奈良市) 春日大社や東大寺方面への第一歩で、看板群、高層建築物が奈良の魅力を減退する。
国道25号(斑鳩町) 派手な建物や看板が立ち並び見苦しく感じる。
薬師寺周辺の自転車道(奈良市) 彩度が高く、周辺に比べて目立つ。
県道(広陵町) 道路端の雑草が管理不十分。
国道168号(生駒市) 色彩がけばけばしい。広告塔が大きすぎる。
東大寺戒壇院付近(奈良市) 歴史的な街並みなのに電柱が多いのが気になる。
大和西大寺駅周辺(奈良市) 落書きが醜く、街並みを台無しにしている。