石垣・堀の大掃除作戦

2009年もあとわずか。播磨地域は18日、姫路城の石垣や内堀の雑草などを取り除く「姫路城クリーン作戦」や、姫路セントラルパーク(姫路市豊富町神谷)の「干支(えと)の引き継ぎ式」が行われるなど、迎春準備が本格化した。

 姫路城では、陸上自衛隊姫路駐屯地(姫路市峰南町)の隊員約500人が、山岳や渓谷の急斜面を想定した訓練を兼ねて、普段は危険で出来ない石垣などの雑草を取り除く大掃除を行った。

 この冬一番の冷え込みとなり、最低気温は氷点下1・6度を記録。午前6時20分頃、トラック70台、レッカー車3台、ボート20隻が姫路城に集結し、8時に作業が始まった。

 本丸の石垣「扇の勾配(こうばい)」(高さ約15メートル)に、腰に命綱を着けた隊員が、カマやナタで雑草を刈り取ったり、内堀の水面に浮かんだ枯れ枝などを網で集めたりした。作業は約8時間30分後に終了し、約20トンの枯れ木や雑草を回収した。

(2009年12月19日 読売新聞)

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