アメリカ・ワシントンの歴史ある墓地の敷地に雑草が生い茂って問題となっていますが、その対策のために、ある「助っ人」が登場しました。
アメリカ・ワシントンにある連邦議会墓地。副大統領、閣僚に、初代FBI長官。アメリカの歴史を彩る著名人が数多く眠る名門墓地ですが、観光客の姿はあまり見えません。
雑草は生い茂り、木も伸び放題。枝が折れて墓石を直撃したほか、木の陰に麻薬の密売人らが集まると悪評がたち、雑草対策を今、迫られているのです。
「お墓周りの草むしりに苦労するのは日本もアメリカも同じです。こちらの墓地では強力な助っ人が登場しました」(記者)
次々と雑草を口に運んでいくヤギ、その数58匹。ヤギを1週間レンタルし、その間に雑草を食べつくしてもらおうという計画です。人を雇うよりはるかに安くすむ上、特筆すべきは「労働時間」の長さだといいます。
「雑草食べてくれるのですが、1日18時間、ひたすら食べ続けます」(墓地の管理人、ダニエル・ホルコムさん)
「ひたすらですか?」(記者)
「ええ、6時間寝て起きたら、またすぐ食べ始めます」(墓地の管理人、ダニエル・ホルコムさん)
「ひたすら食べ続けてるなんて、ヤギって職業倫理がしっかりしてるね」(近所の人)
名門墓地の汚名返上となるか。全てはヤギたちの食欲にかかっています。(09日08:51)