11月28日11時46分配信 中日新聞
【岐阜県】春先に出るはずのツクシが、垂井町宮代の空き地に生えているのを、管理人の藤塚忠宏さん(67)が見つけた。
藤塚さんが空き地の草刈りをしていたところ、雑草の合間から顔を出しているツクシ10数本を発見。「確かに日当たりが良く暖かい場所だが、こんな時期にツクシが出るなんて」と驚いている。
名古屋市の東山動植物園によると、ツクシはシダ植物スギナの胞子茎。秋には地下にツクシの形ができているが、緑のスギナ部分が地上に茂ることで、ツクシが外に出るのを制御しているという。
同園は「草刈りでスギナ部分を刈ってしまったことや、暖かい場所などの条件がたまたま重なったのかも。年内にツクシが出るのは珍しいのでは」と、話している。
(小椋由紀子)