6月18日7時57分配信 産経新聞
農薬を使わず、アイガモに害虫を駆除させる「アイガモ農法」に取り組んでいる和歌山県橋本市恋野、辻本賢三さん(73)の水田で、近くの恋野幼稚園児と恋野小学校5年生の計30人がアイガモを放した。
子供たちは今月1日に生まれたばかりのアイガモを水田に放すと、苗の間をスイスイ泳ぐ姿に「かわいい」などと大喜び。アイガモは稲穂がでてくる8月初旬まで害虫を食べたり、泥をかき回して雑草が育たないように活躍する。
辻本さんは17年前からアイガモ農法に取り組んでおり、今年は5カ所、計約70アールに70羽を放鳥。収穫した米は「合鴨米」として出荷し、子供たちにもおにぎりにしてふるまうという。