英旅行者、オーストラリアの山林から12日ぶり生還

7月16日11時13分配信 ロイター

 [シドニー 15日 ロイター] シドニー郊外の山林地帯ブルーマウンテンズで15日、行方不明になっていた英国人バックパッカーが12日ぶりに無事発見された。
 ジェイミー・ニールさん(19)は宿泊していたユースホステルに携帯電話などの所持品を置いたまま、ブルーマウンテンズで10キロのハイキングに出かけ、行方が分からなくなっていた。
 別のハイキンググループによって発見されたニールさんだが、専門家は無事生還できた理由について、最近の降雨のおかげで水分補給できたからと語っている。
 捜索を手伝うためシドニー入りしていたニールさんの父親は、生きて再会できることはあきらめていたという。脱水症状などで入院中の息子と会った父親は、記者団に対し「彼の名前を彫ってろうそくに火をともし、赤いバラを埋めたら、彼が死の淵から帰ってきた」と語った。
 父親によると、ニールさんは木の実や種、野菜に似た雑草などを食べて過ごしていた。

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