八王子スーパー射殺 時効まで1年 被害女性3人を追悼

7月26日19時38分配信 毎日新聞

 95年7月、東京都八王子市のスーパーで女性3人が射殺された事件の追悼式が26日、スーパー跡地で行われ、被害者の友人ら約200人が白いカーネーションを献花台に手向け3人の冥福を祈った。事件は30日で時効成立まで1年。捜査員を代表し、警視庁の高綱直良刑事部長は「犯罪史上類を見ない凶悪事件であり、何としても被害者の墓前に犯人逮捕の知らせを届ける」と決意を語った。

 追悼式は八王子防犯協会(杉山友一会長)が主催。被害にあった矢吹恵さん(当時17歳)の親友で、事件後に「銃器根絶を考える会」を設立し活動している鷹野めぐみさん(31)が追悼の言葉を述べ、「3人の命を無駄にしないため、時効を迎えても犯人が逮捕されても活動を続けていきたい」と誓った。

 八王子署捜査本部はこれまで延べ約13万7000人の捜査員を投入したが、容疑者の特定には至っていない。情報提供は捜査本部(042・646・4240)。【古関俊樹】

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