9月24日13時1分配信 毎日新聞
8月に長岡京市であった雑草火災で、バケツを使って消火した同市立第八小6年の池野樹君(11)▽藤井拓志君(12)▽信田勇志君(11)に、乙訓消防組合長岡京消防署が感謝状を贈った。
8月20日昼ごろ、池野君宅に向かう途中の藤井君と信田君が、同市勝竜寺店ノ前の日本紙通商敷地内の雑草が燃えているのを発見。近くの池野君宅から持ってきたバケツ2個と虫かごで、「火事や」と大声で叫びながら田んぼの水路でくんだ水を20杯ほどかけた。約5分間かけて3人だけで消火し、消防隊員が駆けつけた時には鎮火していたという。
17日に同小であった感謝状贈呈式では山本博一署長が「3人の素早い行動で建物に火が燃え移らなかった」と全校児童の前で話した。3人は「何とかせんといけんと思って必死だった。消えたときにはホッとした」と口をそろえた。【古屋敷尚子、写真も】