延岡城:建設会社の職員ら、石垣の雑草刈り奉仕 /宮崎

9月30日16時1分配信 毎日新聞

 「のべおか天下一(てんがいち)薪能」(10月10日)を前に29日、延岡市内の建設会社の職員ら26人が、延岡城址(し)二の丸広場前の石垣の雑草を刈り取った。
 大瀬建設産業(吉岡宜彦社長)によるボランティア作業。職員は体にロープを結わえ、軽業師のような身のこなしで、高さ約23メートルの石垣に生えた草や雑木を取り除いた。
 1603年、高橋元種が築城。石垣は、野面積(のづらづみ)で、一番下の石を取ると一気に崩れ落ち、別名「千人殺し」とも呼ばれる。97年から始まった薪能では、幽玄な雰囲気を醸す舞台背景となっている。
 作業班長代理の花田昌幸さん(44)は「延岡を代表する歴史的な石垣をお客さんに最高の状態で見てもらえればうれしい」と話した。

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