透水性樹脂舗装と排水性樹脂舗装との違いとは
透水性樹脂舗装と排水性樹脂舗装の違いは、簡単にいうと目的が違うというところです。
その字のとおり透水性樹脂舗装とは、水を地中に透水することを目的とした舗装であり、
排水性樹脂舗装とは、水を側溝や管渠に排出することを目的とした舗装です。
透水性樹脂舗装とは
透水性樹脂舗装は、雨水を積極的に地中に透水させることを目的としているので、
構造は、透水性樹脂舗装(表層)の下に浸透層(路盤)を設けます。
水をそのまま地下に透水させるため、設計許容量を超えた豪雨時などに起こる下水や河川の氾濫の防
止や植生・地中生態の改善、地下水の涵養等の効果があります。
透水性樹脂舗装は歩道、遊歩道、駐車場や公園等で多く利用します。
排水性樹脂舗装 とは
先にも述べたように排水性樹脂舗装とは、排水を目的にした舗装です。
構造は、排水性舗装(表層)の下に遮水層(不透層)を設けて、路面に滞留する雨水を強制的に道路の
両側にある側溝等の排水構造物へ排水する舗装です。
多くの他社の樹脂舗装は液垂れを起こすため、この施工方法しか出来ません。