重症心身障害児施設・びわこ学園医療福祉センター草津(滋賀県草津市笠山8丁目)にこのほど、地域住民らが花壇を造り、植樹も行って同園へ寄贈した。
■芝生を張り植樹、舗装も
センターの敷地内で草刈りボランティアをしていた近くに住む中尾修さん(70)が、雑草が多くて利用者らが出歩きにくい状態になっていると、地元の南笠東学区まちづくり推進委員会代表の川瀬善行さん(59)に敷地内の整備を提案したのがきっかけでできた。
推進委員会が利用法を考え、約250平方メートルに芝生を張って舗装も行い、ブドウやユズなどの木を植え、5つの花壇も設けた。工事が終わり、このほど寄贈式を行った。
川瀬さんは「身近にあるびわこ学園に、将来に残る物を贈りたかった」と話す。同センター職員は「おかげで利用者同士の交流も深まる。地域の人も気軽に来てほしい」と感謝している。