7月7日16時56分配信 夕刊フジ
急死した米人気歌手マイケル・ジャクソン(享年50)の公開追悼式を翌日に控えたロサンゼルスで6日(日本時間7日)、インターネットでのくじ引きで入場の権利を獲得したファンへの入場券の交付が始まった。交付されたチケットは8750枚にとどまるものの、申し込みは160万件にも達し、競争率約180倍の超激戦のプレミアムチケットとなった。
入場券の交付は大リーグ、ドジャースの本拠地ドジャースタジアムで行われ、幸運なファンたちが次々とプラチナチケットを手にした。
チケットは無料だが、譲渡は禁止されており、当局は転売した場合は逮捕もあり得ると警告している。それでも、オークションサイト「eBay」では、100万ドル(約9500万円)の高値が付くなど、ファンは過熱している。
追悼式当日は、まず7日午前8時(同8日午前0時)からセレモニーがスタート。
葬儀がロス市内で行われ、遺体は往年のハリウッド・スターであるハンフリー・ボガートやクラーク・ゲーブルが眠る市内の墓地に埋葬される予定になっている。
その後、午前10時(同8日午前2時)から始まる追悼式には、離婚した前妻で、子供たちに対する親権の行方にもからんで注目を集めているデビー・ローさんも出席の意向を示している。
どんな趣向になるかは、発表されていないが、大規模な警備の実施は財政難に苦しむロサンゼルス市に大きな負担となるとの見方も。当局は「もしマイケルの遺族側に幾分かでも費用を負担してもらえるのであれば、ありがたい」とコメントしているが、ジャクソン家からそうした申し出はないという。
なお、追悼式の模様は、全米では3大ネットワークがテレビで生中継。日本ではCNNjが二カ国語放送で同時中継することを決定。
また、米テレビの「CNN LIVE」や「E!」では動画配信を決めているほか、米ABC、NBC、などの公式サイ、芸能サイト「TMZ」などでも、インターネットを通じた生中継や録画中継の配信が行われるもよう。