児童らが「芝桜ライン」で除草作業/相模原

7月8日22時0分配信 カナロコ

 相模原市立新磯小学校(同市磯部、鹿俣克美校長)の5、6年生がこのほど、近くの相模川の堤防、通称「芝桜ライン」で除草作業を行った。

 芝桜ラインは、新戸地区から下磯部地区にかけての相模川の左岸の土手約1400メートルに植栽されている。地域の高齢者で作る「芝ざくら愛好会」などが2002年から植栽活動を始め、市内有数の観光名所となっている。

 同校の除草作業は毎年この時期に行っており、今年で7年目。後輩にきれいな芝桜を見せようと6年生が作業をするようになり、植栽帯が延びた3年前から5年生も参加している。春に美しい芝桜のじゅうたんを咲かせるために丁寧に雑草を抜く必要がある。

 約250人の児童らは一列になって高さ4メートルの土手を登りながら、芝桜の間から伸びた草を1本ずつ手で抜き取った。約1時間後には土手の上に取り除いた雑草の山ができた。

 汗を流しながら作業を行った子どもに、相模川芝ざくら下磯部愛好会の斉藤則康会長(76)は「来春、芝桜がきれいに咲くのを楽しみにしていてください」とねぎらった。

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