遊休農地で「親子地場野菜教室」/秦野

7月12日22時0分配信 カナロコ

 地域農業への理解と食への感謝の心をはぐくもうという「親子地場野菜教室」(秦野市食生活改善推進団体など主催)が12日、秦野市東田原の遊休農地で、親子5組16人が参加して行われた。1カ月前に、植え付けたナスの苗も大きいもので50~60センチに成長、早くも実を付けていた。

 参加者は、畑で「余分な葉を取り、風通しを良くしましょう」との説明を受け、苗木の不要な葉を取る作業から開始。続いて、支柱へ枝の結び付け、雑草の除去、肥料を与えるまでを体験した。途中子どもたちの中には「バッタがいた」などと遊びだす姿も。

 最後に、成長した実をはさみで収穫したが、子どもたちは「大きいのが取れた」「こっちにあった」などと歓声を上げながら切り取っていた。収穫したナスは一度集め、参加者に7~8個ずつ袋に入れ配られた。

 同教室は、2004年度から、夏休みの一日、親子で収穫と調理体験しようと行われてきたが、本年度から6月の植え付けから、7月の栽培作業、そして8月の収穫と調理までを体験する日程になった。同市農産課では「1本の苗木から40~50個収穫できる。また11月ごろまで収穫できるので楽しんでほしい」と話していた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA