瀬戸市の「定光寺ほたるの里の会」(桜井宣義会長)は31日、同市川平町の「稲込の里」で、ゲンジボタルの幼虫の放流を前に水路の整備を行った。
水路の周辺は雑草が生い茂り、イノシシが踏み荒らしたり、大雨で土手の一部が崩れたりしていた。今月22日に幼虫と餌のカワニナを放流する前に整備しておこうと、会員やボランティアの人たち約30人が、シャベルやクワなどを使って泥をすくい上げ、イノシシが壊した土手を修復したり、雑草を刈り取ったりした。
同会では12年ほど前に水路を整備し、毎年多くのホタルが飛び交っている。加藤繁紀事務局長は「6月にホタルの乱舞を楽しんでもらうには保全が大切です」と話していた。
(2009年11月1日 読売新聞)