諫早市の国営諫早湾干拓事業で造成された干拓地周辺に広がる干上がった土地(干陸地)で7日、大規模な清掃活動が行われる。主催するNPO法人「拓生会」(川田順一理事長)は参加者を募集している。
干陸地は13年前の潮受け堤防閉め切りにより、水位が下がったことで湾奥周辺にできた計約600ヘクタールの空き地。川から流れてきた各種のごみのほか、雑草などが生い茂っているため古タイヤや電化製品などの不法投棄物も目立つという。清掃活動は今回で3回目。
拓生会は、干陸地を地域振興に役立てようと一部区域を利用してコスモスなどを植えたり、花火大会なども主催。同会は「多くの人に諫早湾の今を知ってもらい、広大な干陸地の自然も体感してほしい」と話している。
今回は同日午前9時から、湾北部の同市高来町の干陸地や市内中心部の本明川河川敷でも清掃活動を実施。集合場所は、小江干拓地近くの干陸地など計4カ所。小雨決行。拓生会=0957(27)7500。
=2010/02/04付 西日本新聞朝刊=