周南市須々万の沼城小に通う児童の父親らによる「須々万おやじの会」(伊藤正一会長)が、山口放送環境美化財団の緑花活動モデル地区指定団体に選ばれ、1日、指定書が交付された。長年にわたって国道沿いで花壇を整備するなどの活動が認められたという。
同財団は1976年に設立され、緑化活動や河川愛護に取り組んでいる団体などに助成金を贈り続けている。今年は同会と岩国市の「通津地区自然と環境を守る会」が選ばれた。
須々万農村改善センターで行われた同会への指定書交付式では、財団理事長の赤尾嘉文・同放送会長が指定書を手渡し、「数々の活動に心から敬服し、感謝している」とねぎらった。
同会は、99年以降、雑草などで荒れ果てていた国道沿いの空き地にチューリップやコスモスなどを植え、沿道を走る車の運転手らの目を楽しませてきた。さらに、学校などでのボランティア活動にも積極的に参加し、地域の安全を守ってきた。
伊藤会長は「結成して19年がたち、大変うれしい評価を受けた。今まで以上に活動を充実させていきたい」と話していた。
(2010年3月2日 読売新聞)