住民こつこつ、公園作り

京都府舞鶴市白浜台の植木職人黒岩健三さん(69)ら住民が、空き地だった市有地で公園作りを進めている。「公園の目玉に」と植樹したシダレザクラも順調に成長しており、「将来はここでミニコンサートを開きたい」と夢を膨らませている。

 趣味でトライアスロンに取り組む黒岩さんが「社会貢献で集中力を養いたい」と、市の承諾を得て3年前から公園作りを始めた。幅10メートル、長さ50メートルの土地に、町内会費で購入したシダレザクラ6本を植え、間伐材や流木を利用して手作りしたベンチを置いている。車いす利用者向けにスロープを設けた時は、道路側から出入りしやすいよう、市がガードレールの位置を変更して協力した。

 サクラに施した堆肥(たいひ)中のミミズを狙うイノシシや雑草に苦慮したが、他の住民も手伝って表土を入れ替えたという。黒岩さんは「電源を貸してくれたり、夏場に水をまいてもらったりと、多くの住民に加勢してもらい感動した。一年を通じて住民が憩える場にしたい」と意気込んでいる。

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