イネの害虫であるカメムシなどの被害を防ごうと、県と農業団体は25日、害虫の温床となる雑草が生えている場所の草刈りを徹底するよう道路や河川を管理している団体や企業に協力を求めています。
このうち能越自動車道を管理する富山県道路公社には県や全農富山県本部の代表が訪れ、雑草が生えている道路ぞいの斜面の草刈りを7月10日頃までに行うよう求めました。
これから夏場にかけて雑草が生えている場所では、イネの害虫であるカメムシが繁殖しやすく、コメに斑点ができるなど品質低下につながることが問題となっています。
なかでも早稲品種への影響が大きく、平成18年には「てんたかく」の生産量の13.4パーセントがカメムシの被害を受けたため、2等米となっています。