近づく秋の「足音」 長岡京で一足早い稲刈り

8月19日11時59分配信 京都新聞

 秋の気配が少しずつ近づくなか、京都府長岡京市神足の水田で18日、一足早い稲刈りが始まった。有機栽培を取り入れた田んぼでは雑草も成長し、所有者の高校教諭伊辻忠司さん(54)は、悪戦苦闘しながら稲刈りに励んでいる。
 伊辻さんは、粘りのある食感が人気の品種「ミルキークイーン」を市内の水田約55アールで栽培している。今年は4月半ばに田植えを行い、7月上旬には初穂を確認。周辺はまだ青々した風景が広がるなか、一足早く黄金色に色づいた。
 穂の重みで稲が倒れやすくなってきたため、刈り取りを始めた。今後1週間ほどかけて家族と一緒に作業を続けるが、はびこった雑草がコンバインに絡まって動かなくなるなど大変という。それでも伊辻さんは「無農薬の有機栽培にこだわり続けたい」と話していた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA