ユリに包まれた街に 経塚自治会が球根植え付け

10月3日10時10分配信 琉球新報

 【浦添】浦添市の経塚自治会(比嘉清自治会長)が9月28日、区内の「うちょうもう広場」でユリの球根の植え付けを行った。県道に面した広場の斜面を一面ユリで飾り、街行く人を楽しませようという計画。比嘉自治会長らは「来年の開花が楽しみ」と心待ちにしている。
 今年5月、20―30年前に自治会や青年会が植えたというユリがまばらに咲いているのに気付いた住民の間で、再びユリを咲かせようという話が盛り上がった。それまでは雑草が伸びるため区民有志の毎月1回の除草でも追い付かず、ユリが目立たなかったという。浦添市が募集するまちづくりプラン賞で11万円余の助成を得て実現した。
 植え付け作業には自治会OB会などから10人が参加。台風15号の影響で、400個用意した球根のうち50個ほどしかできなかったが、斜面の雑草を除きながら、球根を一つ一つ丁寧に植えていった。残りは10月中に植え付ける。
 ユリを植えた斜面は県道153号に面している。琉球王朝時代には首里と本島中部を結ぶ主要道路「中頭方西街道」にも隣接、広場は経塚地区のシンボル的な場所でもある。比嘉自治会長は「道路からの眺めも良く、斜面の上に桜を植える予定もある。道行く人たちの目を楽しませたい」と話した。

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