10月4日12時3分配信 毎日新聞
耕作放棄地を解消しようと、旭市の足川浜地区で3日、草刈りが行われた。足川浜農用地管理組合=小嶋卓(たかし)組合長、20人=の農地再生計画が、農機具メーカー大手のクボタが主導する「クボタeプロジェクト」に選ばれたことに伴う取り組みの一環。
組合によると、高齢化や兼業農家の増加で、地区内の畑約21ヘクタールの約5%が放棄地となり、背丈以上の雑草が生い茂る所もある。この日は組合員ら約100人が出席。クボタグループが持ち込んだ草刈り機や耕作機で草を刈り、地面を根こそぎ掘り起こすなどして約50アールの雑草地を見事な畑地に回復させた。
この畑地では来春以降、名産のヤマトイモや菜の花、コスモスを育成する。同組合は、子ども育成会や老人クラブとの共同作業を通じ、地域一丸となって遊休農地や耕作放棄地の解消に取り組む計画だ。【新沼章】