名張市シルバー人材センター:草木類ごみをチップ化 市民らに無償提供 /三重

10月18日12時1分配信 毎日新聞

 ◇今年度300トン破砕計画--庭木の乾燥防止などに有効
 可燃ごみの資源化を進めようと、名張市シルバー人材センター(中山三郎理事長)は、ごみとして出された草木類をチップ化する取り組みを行っている。今年度は計300トンの草木を破砕する計画。完成したチップは庭木の乾燥防止などに有効で、同センターでは、市民らに無償で提供している。
 今年8月から始めた。草木類は、同市黒田の黒田チップ作業所(旧名張育苗センター)に運び込まれ、破砕処理される。チップは、庭木や果樹園の乾燥防止のほか、雑草の発生抑制などに効果があり、今年12月には、東山墓園(下比奈知)の遊歩道に、クッション材として敷き詰めることも計画されているという。
 この事業には、市と国が費用を半額ずつ負担。昨年度は作業所の整備費など計600万円、今年度も人件費などで計500万円を負担しており、来年度以降は、同市の草木類の年間排出量に当たる計約600トンを毎年、資源化するとしている。
 同作業所では、チップの配布のほか、一般家庭からも草木類のごみを受け入れている。平日と第3日曜の午前9時~午後4時。問い合わせは、人材センター(0595・63・6800)へ。【金森崇之】
〔伊賀版〕

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