雑草覆う「馬坂」を整備 潮岬ウオークに備え(和歌山)

10月28日17時5分配信 紀伊民報

 大辺路街道の復活やPRに取り組む「熊野古道大辺路刈り開き隊」(上野一夫代表)は26日、11月15日のウオークイベントで歩いてもらおうと、今は使われず雑草に覆われた大辺路街道の支線「馬坂」(串本町串本―潮岬)を整備した。
 馬坂は、旧古座町姫から串本町中心部を通って潮御崎神社に至る「みさき道」の一部で、今ではその存在を知る人も少なく、使われていない。刈り開き隊は初めて整備をした。
 この日はメンバー約20人が出て午前8時半から10時半ごろまで作業した。約300メートルの区間をかまや草刈り機を使って、雑草を刈り取ったり、倒木をよけたりした。上野代表は「見どころも多いのでウオークイベントには多くの人に来てほしい」と参加を呼び掛けている。
 15日のイベントは、熊野エリア観光推進実行委員会が9月から12月にかけて10コースで開くウオークイベントの一つで「常世が望める本州最南端 串本潮岬ウオーク」。JR串本駅から潮岬まで約8キロを歩く。途中、無量寺や潮岬灯台、潮御崎神社、望楼の芝などに寄る。集合は串本駅に午前11時10分で、解散は午後4時ごろ同駅で。参加費は1000円(帰路線のバス代370円は別)。先着30人。
 11月2日は、串本町サンゴ台からくじの川、しりでの坂、地主神社、古座川の渡し場跡などを巡るイベント「熊野古道大辺路 串本駅―古座駅」(約9キロ)がある。集合は串本駅で午後0時10分。解散はJR古座駅で午後4時ごろ。参加費は1000円。
 9日は「一枚岩」の向かい側にある嶽の森山雄岳(標高376メートル)を歩くイベント「古座川 一枚岩―嶽の森山ミニトレッキング」(約4キロ)がある。集合は古座駅で午前11時20分。解散は同駅で午後4時ごろ。参加費は2000円。先着30人。
 いずれも昼食は各自持参。問い合わせ、申し込みは熊野エリア観光推進実行委員会(0735・21・9649)へ。

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