孟子で中国の心つかむ?=米大統領、演説で名言引用

7月28日5時39分配信 時事通信

 【北京時事】「人が歩かない道は、すぐ雑草でふさがれてしまう」-。オバマ米大統領は27日の米中戦略・経済対話の開会式で、思想家・孟子の言葉を引用し、「われわれの任務は未来に向け前進し、相互不信が道を閉ざすのを防ぐことだ」と述べ、対話がそれを助けると説いてみせた。
 中国メディアは早速、「オバマ大統領が孟子の名言で対話の重要性を強調」と報じ、古典を引いた演説が歓迎される国柄をうかがわせた。先に訪中したクリントン国務長官も、中国古代の兵法書である孫子を持ち出しており、オバマ政権の対中外交戦略の一環とも読めそうだ。 

八王子スーパー射殺 時効まで1年 被害女性3人を追悼

7月26日19時38分配信 毎日新聞

 95年7月、東京都八王子市のスーパーで女性3人が射殺された事件の追悼式が26日、スーパー跡地で行われ、被害者の友人ら約200人が白いカーネーションを献花台に手向け3人の冥福を祈った。事件は30日で時効成立まで1年。捜査員を代表し、警視庁の高綱直良刑事部長は「犯罪史上類を見ない凶悪事件であり、何としても被害者の墓前に犯人逮捕の知らせを届ける」と決意を語った。

 追悼式は八王子防犯協会(杉山友一会長)が主催。被害にあった矢吹恵さん(当時17歳)の親友で、事件後に「銃器根絶を考える会」を設立し活動している鷹野めぐみさん(31)が追悼の言葉を述べ、「3人の命を無駄にしないため、時効を迎えても犯人が逮捕されても活動を続けていきたい」と誓った。

 八王子署捜査本部はこれまで延べ約13万7000人の捜査員を投入したが、容疑者の特定には至っていない。情報提供は捜査本部(042・646・4240)。【古関俊樹】

「クリーン大作戦」開催、山下公園周辺で1千人が清掃/横浜

7月27日0時0分配信 カナロコ

 ごみ拾いなどを通じて、環境美化や豊かなまちづくり・人づくりを目指すイベント「日本列島クリーン大作戦神奈川プロジェクト」が26日、横浜市中区の山下公園で開かれた。今年で19回目になるイベントは「小さな親切」運動神奈川県本部(藤木幸夫代表)の主催で、企業や団体から約1千人が参加。幼児からお年寄りまで、幅広い年齢層の参加者が同公園に集まった。

 参加者らは軍手にごみ袋を手にして、同公園や周辺を回ってたばこの吸い殻や空き缶、木の枝などを拾ったほか、暑い中汗を流しながら雑草むしりも行った。

 今年は、6月にオープンした「象の鼻パーク」も新たな清掃場所に加えられた。さらに、なるべく新たなごみを生まないためにと、ごみ袋をこれまでの半分の1人1枚に減らした。参加者は自分の袋を燃えるごみ用か燃えないごみ用かのどちらかに決め、分別しながら清掃した。

 初参加という都内の会社員(24)は「隅っこにたばこの吸い殻が多くてびっくりした。今日はよい経験になったので来年も参加したい」と話していた。

今年の夏休み、予算はおいくら?

7月24日20時22分配信 誠 Biz.ID

 今年の夏休みは何をする? 東急ハンズが、モバイルサイト「ハンズモバイル」の女性会員を対象に「夏休み」に関する調査を実施。今年の夏休みの予定や予算、“夢の”夏休みが分かった。調査期間は7月10日~12日で、有効回答数は973人。

 「夏休みは何日間ありますか?」という質問に対し、25.6%で3日間~5日間が最多。次いで5日間~10日間が19.5%、10日以上が16.9%と比較的長い休暇を取る人が多かった。一方で、「夏休みがない」と回答した人も17.9%存在した。

 夏休みの予定を聞くと、29.8%の人が旅行と回答。家で過ごす(17.0% のんびりする、片付けるなど)、遊ぶ(13.2% 買い物、食べ歩き、野外フェスなど)、帰省(12.9% 墓参り、田舎に行く)が続く。そのほか、趣味(9.9% スポーツ、手づくりなど)、勉強(4.2% 試験勉強、資格試験の準備、自己研さん)、仕事(6.1%)、就職活動(0.5%)という回答もあった。

 夏休みは家族で過ごす人が48.2%と約半数を占め、友人・知人と過ごす割合と、1人で過ごす人の割合がそれぞれ2割程度にとどまった。夏休みの予算は平均5万円以内で、10万円以上と回答した人は10.3%だった。

 比較的長い休みが取れる今年の夏だが、不景気が家計を直撃し、余計なお金は使えない。だからこそ、一家で帰省したり、のんびり家で過ごしたり、家族と一緒に楽しめる過ごし方を考えたりといった回答が多く見られる。

 なお“夢の”夏休みを聞くと旅行と回答する人が75.1%で、その中でも海外旅行が33.4%で最も多い。しかし、行き先や内容については具体的な言及が少なく、「どこでもいいから海外でリフレッシュしたいという気持ちの表れではないか」(東急ハンズ)という。

 実際の夏休みの使い方で多かった「家で過ごす」は17.0%から4.2%へ、「帰省」が12.9%から0.4%へそれぞれ低下するなど、現実からの逃避、リセットの願望も現れているようだ。

サツマゴキブリ、旧日置川町で初確認 生息域、紀南全体へ

7月22日17時6分配信 紀伊民報

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【旧日置川町で初めて見つかったサツマゴキブリ(和歌山県白浜町日置で)】
 本来本州に生息しない南方系のサツマゴキブリ(オオゴキブリ科)が、和歌山県の」旧日置川町で初確認された。これまで旧白浜町やすさみ町などの沿岸で多数生息しているのが確認されており、生息域が紀南全体に広がりつつある。県立自然博物館は「最近の冬は暖かく、今後も県南部のどこで発見されても不思議ではない」と話している。
 今回発見されたのは、白浜町日置の町営テニスコート前の志原公園。6月中旬、町職員らが繁茂した雑草を刈り取っているときに見つけた。成虫と幼虫ともに確認。初めてサツマゴキブリを見たという男性職員(56)は「エイリアンのようだった。草が茂って人が入れなかったため、いままで人知れず生きてきたのだろう」と驚いていた。
 国内では南西諸島や九州南部、四国の足摺岬などに分布する在来昆虫。本州には生息しないと考えられていたが、1994年、すさみ町江住の日本童謡の園公園で、幼虫、成虫ともに多数生息しているのを南紀生物同好会会長の玉井済夫さん(70)が発見した。旧白浜町では99年から見つかりはじめ、京都大学の久保田信准教授(56)らも数カ所で確認している。2001年には由良町の白崎海洋公園でも多く生息しているのが見つかった。
 このほか、串本町古座の海岸や田辺市の新庄総合公園周辺からも報告例がある。最も古い記録では、1973年に田辺市学園の田辺高校で発見され、文化祭で準備した生花に混入していたと推測された。
 紀南での生息地が公園や造成地などに集中していることから、大きな整備で生息地から園芸植物を持ち込んだ際にプランターや葉の間に潜んで入ってきた可能性が高いという。
 県立自然博物館の的場績専門員(57)は「植物の移動だけでなく、家を解体したときの廃材や植物のせん定ごみなど何にでも交じってくる」と指摘している。
■サツマゴキブリ
 体長3~4センチ。害虫として嫌われているクロゴキブリやワモンゴキブリなどと違い、羽が退化して飛べない。体内で卵から幼虫がかえる卵胎生。普段は落ち葉や朽木、石の下でじっとしていて、屋内に入ることがほとんどない。

「歴史アイドル」美甘子、出版記念イベント開催へ

7月21日16時56分配信 夕刊フジ

 「歴史アイドル」として活躍中の美甘子(25)が22日、東京・新宿区のロフトプラスワンで著書「歴女 私の愛する戦国武将」(ビジネス社、1260円)出版記念イベントを行う。

 イベントではダイノジの大谷ノブ彦も出演。飛び入りゲストもあるそうだ。

 美甘子の趣味は「歴史上の人物のお墓参り」とのこと。特技は「幕末の志士達の変名や辞世の句が言えること」だそう。

 今回出版したものは、滅びし戦国武将への熱い思いを記す一冊。巻頭カラーページと各章末にイラスト新聞「歴女通信」を加えた充実の内容となっている。

 公式ブログ http://ameblo.jp/mikako426/ も要チェックだ。

龍馬に会いたい:/7 ワイル・ウエフ号 /長崎

7月19日15時0分配信 毎日新聞

 ◇悲劇の歴史刻む地
 新上五島町江ノ浜郷にある「坂本龍馬ゆかりの広場」。風光明美な五島灘を望むこの地に、亀山社中の悲劇の歴史が刻まれる。
 龍馬らは薩摩藩がトーマス・グラバーから購入した帆船「ワイル・ウエフ号」の運航を任され、1866年4月28日に命名式のため長崎から鹿児島に向けて出航。だが5月1日朝に甑島沖で暴風雨に遭って漂流し、翌日に潮合崎(同町太田郷)沖で暗礁に乗り上げ沈没。龍馬が後継者として期待していたという池内蔵太(1841~66年)ら乗組員12人が死亡した。
 龍馬は事故を受けて島を訪れ、12人の墓の建立を地元住民に依頼、自ら「撓天溺死各霊」などと碑文をしたためたという。その墓は現在も地区の共同墓地に残され、住民らが供養を続けている。近くの民宿には、島に漂着したワ号のかじ取り棒も展示されている。
 今年5月2日、市民有志が集って初の墓前祭を開き、約80人が冥福を祈った。「五島龍馬会」の荒木智資(ともたか)事務局長(63)=同町=は「全国の龍馬ファンに島に来てほしい」と“志”を現代に発信している。【錦織祐一】
〔長崎版〕

喜光寺:450年ぶり、南大門再建へ 上棟式で500人「祝い詠」 /奈良

7月22日16時0分配信 毎日新聞

 奈良時代の僧、行基が創建したとされる奈良市菅原町の喜光寺(山田法胤住職)で20日、約450年ぶりに再建される南大門(高さ約12メートル)の上棟式があった。約500人が参列し、工事完成の無事を祈った。今後は瓦や壁、門周辺の塀の工事などがあり、来年3月に完成。5月に落慶法要が営まれる予定。
 同寺は721年の創建。南大門など建物の多くは16世紀半ばごろに焼失したとされ、現在は室町時代の本堂(重文)が残る。薬師寺(同市)の副住職でもある山田さんが90年に住職に就任。当時は雑草が生い茂るような荒れた状況だったが、写経などを通じて復興資金を募ってきた。
 上棟式では、参列者全員が「祝い詠」を唱えながら、棟木に結ばれた五色のひもを引いた。その後、棟木を打って木組み全体に魂を入れる儀式があり、工事関係者らが力強いかけ声で木づちを振るった。
 今月23日には、文化勲章受章者の彫刻家、中村晋也さんが作った仁王像が仮安置される。山田住職は「一人では何もできない。多くの方のお力を借りてここまでやってこられた」とあいさつした。【花澤茂人】

窃盗:総額1150万円相当の骨董品盗まれる 宇都宮・会社役員方の土蔵から /栃木

7月16日15時0分配信 毎日新聞

 宇都宮中央署は15日、宇都宮市小幡1、会社役員、村山寿一さん(75)方の土蔵から、日本画など計7点、総額約1150万円相当の骨董(こっとう)品が盗まれたと発表した。被害届は4日付だが、その後多額の被害が判明したという。
 同署によると、村山さんが今月4日午後3時ごろ、庭の草刈り中に土蔵の南京錠が破壊されていることに気付いた。中を確かめると飾り刀(約3万円相当)が盗まれていたため、同署に届け出た。しかし、その後の調べで、他にも日本画家の後藤順一作の絵画(約900万円相当)など計6点の骨董品が盗まれていることが判明したという。【吉村周平】

両陛下、ハワイの記念墓地にご献花

7月16日15時32分配信 産経新聞

 【ホノルル=白浜正三】米国・ハワイを訪問中の天皇、皇后両陛下は15日午前(日本時間16日早朝)、国立太平洋記念墓地(パンチボール)に献花、戦没者の霊を慰められた。

 宮内庁によると、天皇陛下が同墓地で献花をされるのは、皇太子時代の1953(昭和28)年と、ご結婚後の1960(同35)年、1994(平成6)年に続いて4回目となる。

 94年の両陛下のハワイご訪問では、真珠湾攻撃の犠牲者を悼むアリゾナ記念館の訪問も検討されたが、「真珠湾攻撃への謝罪と受け止められるおそれがある」といった批判に配慮し、同記念館への訪問は見送っていた。

 今回は、宮内庁、外務省とも「両陛下の真珠湾ご訪問を検討した事実はない」としている。

 同墓地には、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争などで戦死した軍人やその家族約5万人が埋葬されている。

 両陛下は同墓地に到着後、赤じゅうたんの上をゆっくりと献花台に進まれた。陛下は献花台に花輪を添え、皇后さまとともに黙祷(もくとう)された。

 上空では、米軍機と日本の自衛隊機が低空で慰霊のための飛行を行った。式典の途中でにわか雨が降り出し、両陛下には傘が差し出されたが、両陛下は整然と式典を続けられた。