京畿道内の小・中・高校の5校に1校で、樹木の管理や雑草の除去のため、猛毒性の農薬に当たる除草剤を使用していることが分かった。
京畿道教育委員会のチェ・チャンイ委員は12日、道内5地区の小・中・高校を対象に調査を行った結果、356校のうち22.8%に当たる81校で除草剤を使っていたと発表した。
チェ委員によると、抱川地区では53校中42校(79%)、加平では24校中半数の12校、安城では102校中12校、城南では136校中12校、楊平では41校中3校で除草剤を散布していることが分かった。
除草剤は、主として運動場や花壇の雑草の除去や樹木の管理のため、年に2回以上散布されており、多い場所では5回以上散布されていた。月別の平均散布量は、1リットルから100リットルまで一定した基準はなく、学校ごとに千差万別だった。
チェ委員は、「除草剤には皮膚がんを起こす発がん物質が含まれており、児童・生徒の健康に危険を及ぼし、地中に浸透して土壌を汚染しかねない。校内での農薬使用について、厳しい基準を設ける必要がある」と語った。
イ・ソクホ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版